苦味の感じ方は味覚遺伝子で決まる?

食べ物を口にした時、あなたはその味の違いがどの程度わかりますか?苦いものを口にした時、人によって感じ方に差があることは1世紀近く前から知られてきましたが、その理由が遺伝的要因によるものだということが近年の研究によってわかってきました。世の中の約4分の1の人は苦い味にとても敏感であるのに対し、残りの人は苦い味にあまり反応しないかまったく感じません。その違いは味覚遺伝子によるもので、おいしい・まずいと感じる味覚、その判断は遺伝子によって左右されています。

理由ははっきりしていませんが、女性は男性よりも味覚に優れている傾向があります。 また、多くの子供たちが野菜嫌いであることから、親達は自分の子供が味に敏感なのではないかと思いがちですが、子供が野菜を嫌う理由にはその香りや食感など、味覚以外の要因も作用しています。

特に味覚が敏感な人はキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、紅茶、大豆などが苦手なことが多く、大切な栄養素など健康上のメリットを受け損なう可能性があります。しかし、味覚をコントロールするトリックがあることも事実です。

ほんの少しの塩は苦味を感じるのを防いでくれます。苦味のあるほうれん草に醤油かガーリックソルトを少し欠けるだけでびっくりするほど食べやすくなります。また生のブロッコリー、カリフラワーなど苦味のある野菜は軽く蒸すことで味がよくなりますし、チンゲンサイなどの柔らかい葉野菜はケールなどの肉厚なものに比べ味が穏やかです。塩味のほかにも脂肪を少し加えることも苦味を和らげる助けになります。 野菜を風味豊かなオリーブ油やゴマ油で炒めたり、アボカドを深緑色のほうれん草のサラダに加えたりすると、味にアクセントも出ます。

味覚が敏感な人にはプラスの面もあります。苦味以外の味にも敏感なので、糖分がたっぷりの甘すぎる食べ物やこってりと脂肪の多い食品などはあまり口に合わないことが多く、その結果、糖分と脂肪をあまり摂らないため肥満と心臓病のリスクもあまり抱えずに過ごすことができるでしょう。

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スーザン・ボワーマン:ハーバライフの栄養トレーニングのディレクター。管理栄養士であり、スポーツ栄養学を専門とした有資格者。
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